コストゼロでピアボーナスを導入して1年。試行錯誤の過程を振り返ってみた！

ライフェックス　公式note

2023年5月8日 17:32

　こんにちは。ライフェックス村田です。
今回はライフェックスのワッフル制度の１つであるピアボーナスについてご紹介します！

ライフェックスのピアボーナス制度とは？

　2022年4月に仕事もプライベートも充実させる環境を目指した新しい働き方「ワッフル（Work fullness）」を導入しました。

　ワッフル制度は大きく「働く環境」と「キャリアアップ支援」に分かれており、キャリアアップ支援の１つに「ピアボーナス」を置いています。　

ピアボーナスとは社員どうしが称賛や感謝を伝え合うために、給与以外の報酬（インセンティブ）をおくりあう仕組みとのことです。
「ピアボーナス」の商標権をもつUnipos株式会社さんの記事に詳しく説明されています。

ライフェックスには、四半期ごとに成果を出したメンバーを表彰する「MVP」制度があります。このMVPの受賞者を決定するのは経営陣のため、もっとフランクに社内メンバー間で褒め合ったり讃えあう文化を醸成したいよねという話になったのが、導入のきっかけです。

どのように運用したか？

　実際の運用については、外部サービスを活用するのか、自社で行うのか、そしてポイント制の有無など様々な可能性を検討しました。

結果、この制度がライフェックスに馴染むのかどうか未知数だったこともあり、まずは現状出来る範囲でやってみようとなり以下の方法で運用しています。

ピアボーナスの社内定義

成果だけではなく働く姿勢を称賛し、メンバー同士の感謝を社内ポイントとして贈り合う制度。直接的な感謝だけでなく素晴らしいと感じた時でもOK。
例えば、
・頼み事に対応してくれた時、
・業務のフォローをしてくれた時
・会社のイベントなどに協力してくれた時
・社内の雑務をしてくれている姿を目にした時など。

運用ルール

・１投票につき１ポイント。
・3ヶ月に１回集計して一番ポイントを贈った人、一番ポイント贈られた人を発表します。
・月の最終日はピアボーナス推奨Dayとします。
・報奨はご支援先のお肉セット or お魚セット or Amazonギフト券 or スタバギフト券から個人で選択できます。

運用方法

・贈るフォームはGoogleフォームで作成しています。

・集計はGoogleフォームからスプレッドシートに飛ばしGoogle Apps Script（GAS）を活用してChatWorkに連動するように設定しました。

なんとご丁寧にChatWorkさんがGASでの設定方法を記事化してくれています。（導入時はこれがなくて試行錯誤しながら作りました！）

Googleフォームでは、ありがとうの気持ちとともに弊社Valuesの６項目のうちどれに該当した行動だったかも合わせて送るようにしており、Valuesに対する行動も意識できるように運用しています。

1年運用してみての試行錯誤

導入直後は、コーポレートチームの3名が主体になったこともあり、3名からピアボーナスを一方的に贈るということが多かったです。そこからマネージャーの協力を仰いでピアボーナスをもっと浸透させたいとお願いをし、少しずつ積極的にピアボーナスを贈ってくれるメンバーが増えてきました。

贈られたらお返しに贈るということでピアボーナスをまずはやってみようと促していきました。

どの制度でもそうですが、興味本位ですぐにアクションしてくれるメンバーや運用側の意図を組んで手伝ってくれるメンバーがいます。全員そうなることが理想ですが、まずは積極的に味方を増やしていくことが大事だった気がします。

半年経つ頃には、会話の中に「ピアしておくから」「これはピアだね」という言葉が出てくるようになりました！

とはいえ、全員への浸透ができているかというとまだまだ課題があります。
「ありがとうの強制感を感じる」という言葉をもらったこともありました。全てのメンバーがハッピーにというわけにはいかないですが少しずつライフェックスらしいやり方を今も模索中です。

また、1年が経過した2022年の3月の段階で運用を見直しました。
以下の２点の課題感を解決するため、以下のように変更しました。
・２ヶ月という期間が短い→３ヶ月周期に変更
・代表との豪華ランチだと受賞後、3名の日程調整をしていると実施まで
　間が空いてしまう→報奨の内容を変更

負担にならないやり方でスタートして少しずつ自社にあったやり方に改善して継続していく。しばらくこのやり方で進めていきたいと考えています。